当店は野生動物の種の保存に関する法律に基づく特定国際種事業届出事業所です。
古くからの伝統的な印章(印鑑)、当店の方針、古い印章資料(主に印影)や商品等を中心にご案内致します
店主のブログ
手を抜かない気持ち ~当店だけのこだわり~
当店は完全手彫り印鑑で6書体でのお引き受けをさせていただいております
日本の印鑑に使われる書体は「篆書体、隷書体、楷書体、行書体、草書体、古印体」
の6書体です。
ご注文いただく中で一番多いのは当店では篆書体です。
しかし、印鑑に使われる書体はあくまでも6書体です。
「古き良き時代の印章店」を基本としている当店は、手彫り印鑑で6書体のお引受けを
させていただいております。
ひと昔前でしたら当たり前の事が、いつの間にか日本で唯一となってしまいました。※注
6書体でお引受けと言っても、いっぺんに6本違う書体で印鑑を注文するお客様以外は
興味が無いかも知れません。
実際にご注文が多い書体と少ない書体に分かれるのでお引受けしない書体があっても
お店としても困らないかも知れません。
しかし、それでも当店はこだわりをもって6書体のお引受けをさせて頂いております。
では、なぜ6書体でお引受けするお店がなくなってしまったのか。
それは「手間が掛かる」事が理由です。
「印章基本書体」と言われる6書体ですが、どれもみな奥が深く
「書体の違いにより容易、難易」という表現は適切ではありません。
しかし大変失礼ながら「篆書体の奥深さ」を字に興味が無いお客様は
なかなか理解出来ないのではないでしょうか。
でも「楷書体」の上手下手は結構わかりやすいかと思います。
これが6書体でお引受けするお店がなくなってしまった理由です。
別の話で例えます。 (書道に自信がない人を例えにします)
毛筆書きの文字で楷書体のものと篆書体のものがあるとします。
「いい加減に書かれた字」と「下手な字」で書かれていたとします。
字に精通していない人でも「上手下手」「丁寧かいい加減か」の
違いがわかるのはどちらでしょうか。
篆書体ではなく楷書体の方が一目瞭然だと思います。
これが理由です。
手の掛かる書体、一般の方でも上手下手が一目瞭然で分かる書体。
だからと言ってお引き受けから外したり致しません。
「当たり前の仕事を当たり前にお引き受けさせていただく」
古き良き時代の印章店を基本とする当店ならではの仕事と思っております。
下の書体見本は東京印章協同組合の書体見本です。
当店の説明ではご納得いかないお客様も居らっしゃると思いますので
印章協同組合の6書体見本をご覧下さい。
(当店は組合加盟店ですが、見本は組合の出版物ですので印影はわざとボカしを入れさせていただきました)
※ 《説明》インターネット上で宣伝や販売されている嘘の無い手彫り印鑑を販売しているお店を比べた場合です。
ネット上の99.9%の「手彫り印鑑」は実際には手彫りされておりませんので、偽装手彫り印鑑販売店は含みません。
また、全てのサイトを調査する事は無理ですので、確認出来る範囲での実情です。