当店は野生動物の種の保存に関する法律に基づく特定国際種事業届出事業所です。
古くからの伝統的な印章(印鑑)、当店の方針、古い印章資料(主に印影)や商品等を中心にご案内致します
店主のブログ
KF印章ケースの標準品は肉池(朱肉入れ)に蓋がありません。
「蓋がなくて朱肉が乾いてしまわないんですか?」とご心配される方も居らっしゃるかと思いますが
印章ケースそのものが蓋の役割をしていますので、問題ありません。
そもそも、朱肉は外気に触れてもそう簡単に乾いてしまうものではありませんので、心配ご不要です。
一説には、朱肉の油分がケース内で天然素材である印章の乾燥を防ぐ役割も兼ねている
との話もあります。 (検証実験の結果などではなく、先代からの話として聞いた事です)
KFケースに限らず、高級印章ケースの肉池には象牙製の蓋が付いているものもありましたが、
これはパチンと密閉する蓋ではなく、飾りとしての蓋です。
(象牙製の蓋は「牙蓋(げぶた)」と呼ばれていました)
巷では肉池に蓋付きのものが多いですが、これは牙蓋を模して作られたプラスチック製の蓋です。
(セル蓋と呼ばれる事が多いです)
蓋が無いと「不完全品」という印象を持たれてしまいかも知れませんが、蓋無しが標準仕様で
蓋有りは象牙の蓋を模したもの、とお考え下さいませ。
(最近の蓋はパール色のプラスチック製もあります)
KF印章ケースの標準品は肉池に蓋がありませんが、蓋付きをご希望の方はご注文前(またはご注文直後)に
ご指示いただければ、蓋付きの肉池で作成させていただきます。
(蓋付きご希望の場合、作成に取り掛かってからでは無理ですので、確実にご連絡をお願い致します)
上の写真は12ミリイブシフクリン枠での蓋付き、蓋無しの見本です。