当店は野生動物の種の保存に関する法律に基づく特定国際種事業届出事業所です。
古くからの伝統的な印章(印鑑)、当店の方針、古い印章資料(主に印影)や商品等を中心にご案内致します
店主のブログ
平成29年12月5日にTBSテレビで放送された「この差って何ですか?」に協力させていただきました。
この画像は放送されたTBSテレビの画面より
外国人が疑問に思う事の一つとして「はんこ」と「印鑑」という風になぜ二通りの呼び名があるの?
から「はんこ」に関する多くの人が勘違いしている事が採り上げられました。
これは結果的にボツとなってしまいましたが、当店が所有する江戸時代の印章資料
印鑑帳を取材していただいている様子です。
今(2017年12月現在)も続いている番組ですので、あまり詳しい事は書けなくて申し訳ないですが
番組で放送されるはんこの歴史についての検証、そして当店が所有する江戸時代の印章資料の取材、
そして台本チェック(上は番組の台本です)、番組で紹介される印材の貸し出し、芋版の作成などを担当
させていただきました。
番組内で写ったのはほんの僅かですが、ディレクターさんと二人三脚と言ったら大げさかも知れませんが
いろいろ進言させていただいた番組です。
これはテレビで放送された画面を撮ったものですが、見ていただき何となくわかるでしょうか。
「はんこ」というのは皆様おわかりだと思いますが、印章といのが正式名称だって知っていましたでしょうか。
江戸時代初期から浮世絵などを版画にして発行する事を版行(はんこう)と呼ばれていたのと、印章を
押す事(=版によって同じ印影ができる事が似ている為)で、印章は=はんこうと呼ばれる様になったのです。
(「はんこう」が次第に「はんこ」と呼ばれるようになりました)
では今巷ではんこの事は大抵「印鑑」と呼ばれていますが、果たして印鑑とは・・・
はんこを押した押し型は印影(いんえい)と呼ばれますが、役所や銀行などに登録された印影を印鑑と
言うのです。
つまり、はんこ本体の事を印鑑というのではなく、本来の意味は登録された印影を印鑑と言うのです。
これぞ番組のタイトル「この差って何ですか?」の「はんこ」と「印鑑」の差です。
このはんこ本体は上に書いてある通り印章と言います。
ちなみに手前の夏目印(印の文字の左側のはんこ)は当店所有のもので、TBSにお貸しした印材です。
(写っている他の印材は当店のものではありません)
これは印章という事を説明する為に放送された部分ですが、当店(上野支店)の看板が紹介されました。
小学校の図画工作の時間で芋のはんこを作った経験がある人は多いでしょう。
TBSテレビから放送用に芋のはんこ作りの依頼も受けました。
(右上に協力者として当店の名前が書かれております)
印文(彫刻文字)は番組のロゴの一部「この差」です。
右下にロゴが写っているかと思いますが、それと同じものをさつま芋に彫りました。
もちろん手彫りですが、いくらハンコ屋でも芋に彫る経験は小学校以来ですので、どうなるものかと思いましたが
何とか彫る事ができました。
(右下の時間はビデオを再生した時間ですので、実際の放送時間とは異なります)
捺印はテレビ局の人です。
う~ん、印影は今一つですが、芋判はこの程度でいいのかも知れませんね。
今回の取材は番組の企画から参加させていただき、いい思い出になりました。
★このページの写真は1枚を除き、TBSテレビ「この差って何ですか?」からお借りさせていただきました。
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