「復興大臣之印」をマスコミの前で手彫り 

２０１５年２月２８日東日本大震災への復興を願い、復興庁の「復興大臣之印」が彫られる事になりました。
この作業には、文字を考えた職人、文字を選定した職人など全国の優秀な職人数十人が係る
印章業界にとっては一大イベントとなりました。
そこで実際にマスコミの前で手彫りする事になったのは、全国から選ばれた１９人の職人です。
私もその一人として復興大臣之印を手彫りさせていただきました。

これだけの関係者、マスコミの方々に囲まれて手彫りする事は、もちろん初体験です。
テレビカメラ、新聞社さんのカメラ、同業者さんの目、省庁関係者さんに囲まれ、手彫りする前は
大変緊張しました。

しかし、いざ手彫りに入ってしまえば、ここからは自分の世界。
開始前の緊張は自然と無くなり、リラックスして手彫りする事が出来ました。

写真は別の日、別の会場のものですが、竹下復興大臣（当時）が出来上がった印章を実際に押すところです。
い
手彫りした本人とはいえ、印は公印ですので勝手に押す事は出来ませんので、展示中のものを一枚撮影。
簡単に欠けてしまわないよう、太枠に細篆書体となっております。

尚、この印章の印材は「奇跡の一本松」の素材から作られています。

この事は、ＮＨＫニュースを始め産経新聞（写真）、朝日新聞ほか多数のメディアに採り上げられました。