HOME»  手彫り印鑑の偽装
こうして手彫り風に加工されます
機械彫り(または手仕上げ)で作成された印鑑が手彫り印鑑「風」に偽装されている
実態を再現しました。

手彫り印鑑の見分け方
これは紛れもなく機械で彫られた印鑑です。
印面の「底」の部分がまっ平らですのですので、このままでは「手彫り印鑑」として
お客様には渡せません。

技術者の居るお店では、手彫り風に加工する偽装が大半されているのが現状です。

手彫り印鑑の見分け方
実際に用いられる印刀で底の部分を彫ります。
手彫り印鑑の見分け方

文字数や文字の画数(細かさ)により所要時間は異なりますが、この場合は1分位で済みます。

手彫り印鑑の見分け方

1分位の荒彫りでこんな感じになります。

手彫り印鑑の見分け方

手彫り印鑑の見分け方
印面の底は手彫り風になりましたが、まだ文字は機械彫りのままです。
文字も加工する必要があります。
こちらは見本用として古印体にしました。
古印体は 「筆勢を出す処には切れを入れるのが特徴です」 
(井上淡斎様著書 古印体字典より)
そこで、古印体風に切れを入れます。
手彫り印鑑の見分け方
切れを入れる所要時間は1分ほどです。
この「切れ」を入れる作業は手仕事ですが、ここだけを手作業で行っても、もちろん手彫り
とは言いませんし、本当の手彫り印鑑とはかけ離れたものです。

手彫り印鑑の見分け方
印面の底部分や印章用フォントとは異なる「切れ」が入っており、手彫り印鑑の特徴とされる
土手も付いて、機械彫りという形跡はほぼ残っておりません。
(これはわかりやすくする為、底を目立つように彫り、切れを大きく入れたものです)

手彫り印鑑の見分け方
偽装にかかわる所要時間はほんの数分ですが、機械彫りの形跡は残っておりません。
今は手書き文字を読み込んだり、パソコン画面上で文字を操作加工出来るので、
それを行ってから機械で彫れば、文字の修正そのものが最低限で済みます。

これは見本ですので数分しか掛けませんでしたが、何万円もする印鑑であれば
30分位掛ける価値は十分あります。
慎重に1時間掛けても販売価格と比べれば本当に手彫りをするよりも効率がいいです。


彫り終えてしまった印鑑からは手彫りされたものなのか、機械彫りを加工したものなのかの
判別は大変困難です。 
(巧妙に偽装されたものは、判別できません)
ですので、手彫りされたものかの見分ける方法は、彫刻工程を全て見ているか写真が
重要なのです。
下の写真は実際にお客様お渡ししたに手彫り工程写真です。

手彫り印鑑注文の際は手彫りされている写真を依頼しましょう

(それぞれの写真をクリックすると、そのページに移動します)

手彫り印鑑の荒彫り (中輪細篆書体の印篆 太枠細字)   手彫り印鑑の仕上げ   細輪二重枠楷書体の小判型手彫り印鑑 印相体変換開運吉相印は全てデタラメです


手彫り印鑑 黒水牛小判型・草書体   手彫り印鑑の彫刻工程写真   手彫り印鑑


手彫り印鑑の写真 象牙   手彫り印鑑の字入れ   手彫り印鑑の彫刻工程写真 荒彫り


手彫り印鑑 荒彫り(篆書体)   手彫り印鑑の写真   手彫り印鑑の彫刻工程写真 荒彫り


 
 

【手彫り写真の免責について】 
当店では手彫り印鑑をご注文いただきました全てのお客様へ、彫刻途中の写真を差し上げております。
ホームページ上で紹介している写真は、特に写りが良いものを選び、お客様のご承諾をいただいた上で
掲載しているものです。
素人撮影ですので、写り具合の悪い場合やデータの損失、またはうっかりの撮り忘れも有り得ます。
(写真を差し上げるサービスを行ってから撮り忘れは一度もありません)
これらの理由により写真を差し上げられない場合でも、間違い無く手彫りを行っております。
その為、写りの悪い場合や、写真そのものが差し上げられない場合でも、返金等は出来ません事を
ご理解下さいませ。
(写真の写りの悪さ、及び差し上げられない場合差し上げられない事は免責とさせていただいております)   

写真を差し上げられない場合を免責とすると、「免責を理由にホントは手彫りしていないのではないか?」と思われてしまうかも知れません。
それは、ホームページの内容をお読みいただき、お客様にご判断いただくしかありません。
疑問やご不明な点がありましたら、お問い合わせいただけますでしょうか。
尚、大変恐縮ですが、免責をご承知いただけない場合、手彫りをお承りできません事をご理解
下さいませ。
尚、当店の彫刻方法は「
手彫り」と「手仕上げ」でお承りさせていただいており、写真サービスは
手彫り印鑑のみとなります。

はんこの印善