当店は野生動物の種の保存に関する法律に基づく特定国際種事業届出事業所です。
古くからの伝統的な印章(印鑑)、当店の方針、古い印章資料(主に印影)や商品等を中心にご案内致します
店主のブログ
実際にと当店で作った手彫り印鑑の彫刻工程写真です。
まずは掲載の許可をいただいたお客様へ御礼申し上げます。
手彫り印鑑の作業工程は、印面に文字を書く以前に印面調整などの工程がありますが
全日本印章業協会では、作業工程を ①字入れ ②荒彫り ③仕上げ と三段階に分けて
表現しております。
主要な印章技術講習会でも、同じ段階分けをしてして表現しておりますので、当店でも
同じ表現で説明させていただきます。
字割り (朱墨を塗った印面に線を引き文字入れるスペースを割り振ります)
そして字入れ(印面文字を手書き)します。
ほぼ字入れが完了したところです。
(注)紙に手書きしたものを転写する方法も手彫り印鑑の定義として認められており
当店でも転写する場合があります。
次に②荒彫りです。↓
枠どりから彫り始めるのが基本です。
お客様はこの工程を見る機会はほとんど無いと思います。
手彫りの工程は三段階のどの工程も重要なのですが、手仕上げ彫刻でも普通③仕上げは
行いますので、手彫りの魅力は何と言っても①字入れと②荒彫りではないでしょうか。
この工程が大変であり、時間が掛かります。
平らな印面に凹凸を付けて印章になりゆく過程です。
丁寧な①字入れ、丁寧な②荒彫りこそがいい手彫り印鑑を作る道筋です。
近道はありません。
彫刻代(篆刻台)の向きが変わっているのがおわかりでしょうか。
撮影の向きを変えたのではなく、必要に応じ篆刻台の向きを変えて彫っていきます。
この印材は象牙です。
象牙は非常に固いので、彫刻するのに時間が掛かります。
おおかた②荒彫りが終わったところです。
次に印面に墨を塗り直しして最終工程の③仕上げです。
【重要なお知らせです】
手彫り印鑑の注文をご検討のお客様へ
当店では手彫り印鑑をご注文いただきました全てのお客様へ、彫刻途中の写真を差し上げております。
ホームページ上で紹介している写真は、写りが良いものを選び、お客様のご承諾をいただき
掲載しているものです。
写真は素人撮影ですので、写り具合の悪い場合やデータの損失、またはうっかり撮り忘れも有り得ます。
これらの理由により写真を差し上げられない場合でも、間違い無く手彫りを行っております。
その為、写りの悪い場合や、写真そのものが差し上げられない場合でも、返金等は出来ません事を
ご理解下さいませ。
(写真の写りの悪さ、及び差し上げられない場合差し上げられない事は免責とさせていただいております) 尚、当店の彫刻方法は「手彫り」と「手仕上げ」の彫刻方法でお承りさせていただいておりますが
写真サービスは手彫り印鑑のみとなります。