印相体 開運印鑑

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HOME»  手彫り印鑑 (彫刻作業工程の図表)
公益社団法人 全日本印章業協会の彫刻作業工程の図表。
印章彫刻作業工程の呼び名は、公式に決められております。
公正取引委員会からの強い要請と指導とにより、公益社団法人 全日本印章業協会が
制定した定義と呼び名です。
公益社団法人全日本印章業協会は、印章業界の中心的な非営利組織の公益社団法人ですので
私見ではありますが、私は全ての印章店がこの定義を守る必要があると考えます。
(私見ではありますが印章業界の中心的組織は全日本印章業協会のみです)
印章彫刻作業工程の呼び名は次の3種類のみです。

手彫り  手仕上げ   機械彫り です。
その3通り以外の呼び名はありません。
尚、手彫りと呼べるのは全てを手仕事で作った印章のみです。
全日本印章業協会の図表をご覧下さい。
(手仕上げと機械彫りの定義もこの図に載っていますので、ご確認下さい)
「手彫り」とは、全ての作業を手仕事で行った場合のみ呼べる定義であり、少しでも機械を
用いた彫刻方法は、手彫りと呼んではいけない事になっております。
(字入れ工程で手書き判下を印面に転写する方法は、手彫りとして認められています)



手彫り印鑑 印相体
【彫刻作業工程の定義原文】

印章を作成するには、大きく①字入れ・②荒彫り・③仕上げの3工程を経て作られる。
この工程を全て手仕事で行うか、機械を使用するかによって「手彫り」・「手仕上げ」・「機械彫り」
に彫刻作業工程を定義し、その詳細を下記の通りとする。

【手彫り印鑑の定義】

字入れ・粗彫り・仕上げの3工程を完全手仕事で行う。

粗彫りの工程に於いて、道具として、ペンシル型・大野木式彫刻機械等一切使用しない。

字入れ・・・印面を紙やすりなどで平らに整え、(以下:印面調整という)、朱墨を印面に塗り
彫刻する文字(逆字)を書く
※紙に正字を書き、印面に転写する場合も可とする。
粗彫り・・・印刀を使用して完全手仕事で字入れしたものを彫る。
仕上げ・・・粗彫りした面を再度印面調整して墨を打ち、仕上げ刀で仕上げする。
仕上げ終了後、文字や枠の土手を再度、印刀で削り取る。

手仕上げ印鑑の定義


粗彫りの工程に機械を使用し、字入れ・仕上げの2工程を手仕事で行う。

■ペンシル型・大野木式彫刻機械使用の場合

字入れ・・・印面をやすりなどで平らに整え(以下:印面調整という)、朱墨を印面に塗り
彫刻する文字(逆字)を書く。
紙に制字を書き、印面に転写する場合も可とする。
粗彫り・・・彫刻機械を使用し字入れしたものを彫る。
仕上げ・・・粗彫りした面を再度印面調整して墨を打ち、仕上げ刀で手仕上げする。
仕上げ終了後、文字や枠の土手を再度、印刀で削り取る。


■光電式彫刻機械使用の場合

字入れ・・・印面を紙やすりなどで平らに整え(以下:印面調整という)、墨を印面に塗る。
紙、フィルム等に彫刻版下を手で書く。
粗彫り・・・彫刻機に版下と印材をセットして彫る。
仕上げ・・・粗彫りした面を再度印面調整して墨を打ち、仕上げ刀で手仕上げする。
仕上げ終了後、文字や枠の土手を再度、印刀で削り取る。


■PC彫刻機械使用の場合

字入れ①・・・印面を紙やすり等で平らに整え(以下:印面調整という)、墨を印面に塗る。
紙・フィルム等に手書きし、スキャナー等で取り込む。
字入れ②・・・PC内蔵フォントを画面上において手加工(一部の手直しは認めない)
粗彫り・・・ PC彫刻機械に印材をセットして彫る。
仕上げ・・・ 粗彫りした面を再度印面調整して墨を打ち、仕上げ刀で手仕上げする。
仕上げ終了後、文字や枠の土手を再度印刀で削り取る。

機械彫り印鑑の定義


1. PC内蔵フォントで字入れをし、無修正のまま粗彫りし未仕上げのもの。
2. PC内蔵フォントで字入れをし、文字を手加工し、粗彫り後、未仕上げのもの。
3. PC内蔵フォントで字入れをし、無修正のまま粗彫りし仕上げ刀で手仕上げのもの。
4. 手書き文字をそのまま利用して粗彫りし、未仕上げのもの。
5. ペンシル型・大野木式彫刻機械等で粗彫りし未仕上げのもの。
6. いかなる場合でも輪郭並びに文字一部のみの手仕上げは機械彫りとする。


※ 機械彫り1~2は同一印が出来るため、印章の性質上好ましくない。
機械彫り3は仕上げ刀にて仕上げたものなので綺麗な印章が出来るが、同一印が出来る
可能性があるため避けるべき。
機械彫り4・5は粗悪品で受注品として好ましくない。


以上を、唯一無二の印章作成で字入れの重要性を重視し、綺麗な印章作成には完全手仕上げが
不可欠であることに着目して定義を定める。






手彫り印鑑

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