当店は野生動物の種の保存に関する法律に基づく特定国際種事業届出事業所です。
古くからの伝統的な印章(印鑑)、当店の方針、古い印章資料(主に印影)や商品等を中心にご案内致します
店主のブログ
今回は手彫り印鑑ではありませんが、大正時代の印章カタログより抜粋
回転ゴム印です。
年号に「大正」と書いてありますので大正時代だとわかりますが、大正時代にしか有り得ない表記があります。
「大正時代にしか有り得ない表記」などと大げさに書いてしまいましたが、見やすくする為、同じものを横に撮影した画像が下です。
年号の欄をよく見てみて下さい。
大正「貳拾」「参拾」とあるのがおわかりでしょうか。
ご存知の通り、大正時代は15年で終わりになります。
大正時代が30年代まで続いていたら歴史はどう変わっていたのか・・・
この回転ゴム印を販売していた頃は大正時代がまさか15年という(明治に比べ)短いとは想像していなかった事でしょう。
歴史に「もし・・・だったら」というのは愚問ですが、大正参拾(年)という表記を見るとつい考えてしまいます。