当店は野生動物の種の保存に関する法律に基づく特定国際種事業届出事業所です。
古くからの伝統的な印章(印鑑)、当店の方針、古い印章資料(主に印影)や商品等を中心にご案内致します
店主のブログ
明治時代の印譜より小判型の印影です。
丁寧に彫られた畳篆です。
以前も説明しましたが、畳篆といいますと九畳篆が有名ですが、畳篆は何も九畳篆ばかりではありません。
判読性は悪いですが、私は畳篆が大好きです。
印相体は大嫌いですが、八方崩しや畳篆は判読できないような崩しであっても大好きです。
それは開運印鑑のようにデタラメな崩しではなく、一流の印判師が工夫して崩した書風であり
情緒あふれる当時の姿を垣間見る事が出来るからです。
今でも印章店で普通に彫られているのでしたら特に好きにはならなかったと思います。
動機は不純かも知れませんが、今は(普通は)彫られていないからこそ魅力を感じるのです。
上の写真では大きさがわからないと思いますが、迫力のある大きさです。
比較の為、11ミリ(縦径)も小判型印材と一緒に撮りましたがピントを印影に合わせたので印材はピンボケになってしまいました。
今は小判型の印鑑を作る人(ご注文される人)が少なくなってしまったのが残念です。