当店は野生動物の種の保存に関する法律に基づく特定国際種事業届出事業所です。
古くからの伝統的な印章(印鑑)、当店の方針、古い印章資料(主に印影)や商品等を中心にご案内致します
店主のブログ
Q18 では、インチキという根拠を説明して下さい。
Q&Aの1からの問答が答えですが、重ねて説明します。
例えば、豚肉を牛肉と偽って販売するのは明らかなインチキです。
同じく、プラスチックの印鑑を象牙と偽って販売するのもインチキです。
これを仮に「見えるインチキ」と表現しましょう。
ここで問題としている「開運」や「縁起」についてですが、それらは抽象的であり
人それぞれ感性が違います。
つまり「開運になったかならないか」というのは明確な基準はないのです。
「だったらインチキと決め付けるのはいけないのでは?」という声もあると思います。
しかし、それでも私は声を大にして「インチキ」と明言します。
前述した「見えるインチキ」に対し、開運印鑑は「見えないインチキ」なのです。
ハンコと開運は関係無い事はこれまでもQ&Aで説明したとおりですが、仮に
普通の印鑑よりいいハンコであれば開運印鑑をこれ程強く批判しないと思います。
しかし、開運印鑑はいい印鑑ではありません。
それどころか普通の印鑑でもありません。
お店により主義主張は異なる場合がありますが、例外なく共通するのは
異様な字です。
「字」を開運のご利益を演出する為にわざと歪(いびつ)にしてあるのです。
「字」と書きましたが、これを字と表現していいのか疑問が沸くほど変なものなのです。
印鑑の価値が下がる事は言うまでもありません。
このような物に「開運」や「吉」、「福」という言葉を載せて販売する事
まさにインチキそのものです。
近年に商材として創作されたものに昔からの言い伝えなどありません。
それをあたかも「縁起のいい書体」とか「・・・と言われています」と宣伝する事
宣伝の強弱こそあれ全てインチキです。