販売印材の説明
印材として使用される象牙のランクは業者さん、問屋さんにより大きく異なり
表示の明確な共通基準はありません。
1本の牙から数本しか取れない「芯持ち」以外は、牙特有の「目」によって価格が決まります。
「目」の細かい程高価で、「目」が粗くなるにつれて価格が安くなります。
写真で芯部と表皮以外はあえて「象牙1~3」と表現しました。
というのは、一般に芯部に近い程目が細かくなる傾向がありますが
1)個体差が大きい
2)芯部に近くても粗目が見えるものもある
3)問屋さんは、「芯持ち」以外は芯部に近い遠いでの品質分けはしていない
象牙の問屋さんから聞いたのですが、芯部に近くても粗目では「上材」として販売できない反面
外側に近くても目が細かければ「上材」として販売しているという話を聞きましたので、あえてその様に表現しました。
当店では芯持ちも在庫でありますが、表示基準が業者さんにより異なる「最高級品」は
対面販売出来ないネット通販には向かないと考え、写真の「象牙1」に属する「上材」を販売しております。
目無し象牙では漂白物も多く出回っています。
ハンコ以外の「象牙根付」などの細工工芸では、あえて着色して販売する業者さんも居るそうです。
実際、お店に来店されるお客様の多くに芯部や横目の象牙は好まれませんので
ネット販売は「象牙1」の材料(仕入基準は上材です)を使用しております。