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古くからの伝統的な印章(印鑑)、当店の方針、古い印章資料(主に印影)や商品等を中心にご案内致します 店主のブログ
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大正時代の印章カタログです。 伝統的な印鑑を知る上で、古い資料は最高の教科書になります。 もちろんこの時代のはんこは(ゴム印を除き)全て手彫り印鑑です。 順次こちらで紹介させていただきたいと思いますが、今とは書体と印材が 大きく異なるもので、大変参考になります。 丸のものは日付ゴム印の見本(中心の塗りつぶし部分は手彫りで会社名などを入れるスペースです)に 「大正15年11月29日」とありますね。 その日付でカタログが作られたとは限りませんが、仮にその日付の頃に作られたものだとしたら 大正時代は15年12月25日までですので、あと1ヵ月で昭和になるとは、予想しなかった事でしょう。 鈕(ちゅう:印面の反対側のつまみ)が付いた先次印(別名:牙次印、牙継印)+丹入りの素晴らしい印材 が載っていますね。 先次印というのは、図のように印面部分が象牙で、他の部分は象牙より安価な素材で作られた印材です。 1本まるごと象牙ですと高額になってしまうところ、印鑑の命である印面だけ耐久性・捺印性抜群の象牙に するものです。 今ではあまり作られていない貴重な印材です。 こちら先次印ではありませんが、今の細長い丹ではなく、ヒシ形状に丹が入っている印材です。 (丹とは金属製の上下のしるしが埋め込まれたものの事です) (ヒシ丹といっても菱形ではありません) (丹の素材は銀です) これは私の知る限り現在では製造されていない印材で、製造元さんに依頼しても引き受けてもらえません。 そんな貴重な印材ですが、(現時点で)当店にはいくつか在庫があります。 牛角(旧称・オランダ水牛)15ミリ角 ヒシ丹入り。 写真左は上の牛角と重複してしまいましたが、ヒシ丹入り当たり付き黒水牛寸五丈(長さ約45ミリ)。 現時点では実店舗のみで販売しておりますが、いずれホームページからご注文いただける様に させていただく予定です。
2018-03-12 17:44:54
手彫り印鑑Topics
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