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ゴム印プレス機

最初からゴム印の話になってしまいましたが、引き続きとして読んでいただければ幸いです。

(ブログのカテゴリーを新規にしました)

今回は手彫りゴム印ではなく鋳造ゴム印作成の機械について。

意外と思われるかも知れませんが、印鑑(木口彫刻)とは反対に、ゴム印は手彫りより機械作成(鋳造)の方が

古くからあります。

写真はプレス機の広告です

鋳造ゴム印用の機械

回転ゴム印で有名な月星さんの創業者は手彫りゴム印の考案者でもありますが、この広告は石膏でとった型に

ゴムを流し込むプレス機の広告です。

(手彫りゴム印の考案者は複数居た説が有力です)

ゴムを流し込むとこから鋳造ゴム印は「流しゴム」とも呼ばれていました。

鋳造ゴム印圧縮機械

これも同じくプレス機ですが、足がなく台の上に置くタイプです。

当店も20年位前まではこれと同じ機械でゴム印を作成しておりました。

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印章技術講習会////当時の業界誌より

戦前の印章業界紙です

印章世界

印章技術講習会の作品が掲載されています。

手彫り印鑑 技術講習会の作品

きちんとした技術講習会ですので印相体など無いのは言うまでもありません。

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シヤチハタスタンプ台  【戦前の印章広告より】/////

シヤチハタと言えば浸透印、浸透印と言えばシヤチハタと誰もが思いつく程有名なメーカーですが、スタンプ台もナンバーワンです。

シヤチハタ(シャチハタ)

左右反転して掲載してしまったのではありません。

戦前の出版物ですので右から左へと読んで下さい。

赤文字で「特製品は本品あるのみ」というフレーズがいいですね。

もちろん今でもスタンプ台はシヤチハタがナンバーワンです

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印判用品カタログ   【戦前の印章広告より】///

印架、自動印、回転ゴム印、ゴム活字、皮製印袋などの広告です。

戦前の広告ですので当然古めかしい感じがしますが、全て今でも健在です。

(印架のみは製造されておらず在庫品のみです)

印判用品

これも画像反転ではありません。 右から左へと読んで下さい。

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手彫りゴム印下請け広告  【戦前の印章業界紙より】////

今はほとんど姿を消してしまいましたが、昔は小切手や手形に使うゴム印は手彫りゴム印が一般的でした。

印鑑(木口印章)は当然手彫りから始まりましたが、ゴム印は意外と思うかも知れませんが手彫りより鋳造ゴム印が先に考案されました。

これは下請け仕事をしている手彫りゴム印の職人さんの広告です。

手彫りゴム印

彫刻ゴム印と書いてある「ゴム」というカタカナが左右逆ですが、どうしてかはわかりません。(宣伝でしょうか)

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肉いらず印(浸透印)・ 【戦前の印章業界誌の広告より】///

肉いらず印

「肉いらず印」つまり朱肉のいらないハンコという意味ですね。

今ではごく普通に浸透印を使っていますが、当時は画期的だったのでしょう。

左は手彫り印判職人さんを募集する広告です。

「十分優遇!! 御希望に合う様致します」とあります。

腕があればどこのはんこ屋さんでも渡り歩けるいい時代でした。

これも同様浸透印の広告です。

時代を感じさせる「美しいポスター贈呈七色石版刷」というのがいいですね

自動萬年印

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八方篆書体   【戦前の印影資料〜御朱印より〜】/////

八方篆書体について

「八方篆書体などという書体はありません」と多方面で説明している私がこんなタイトルじゃいけませんが、

開運印鑑を信じる方に馴染みやすく(?)書いただけですのでタイトルは気にしないで下さい。

今回は開運印鑑のインチキを証明する内容を書いております。

文才の無い私が書いた説明ですのでわかりにくい箇所もあるかも知れませんが、一部のみピックアップしてしまわずに、

開運印鑑に興味のある方は全てを読んで下さいますようお願い致します。

戦前(昭和13年)の御朱印 印譜より。

御朱印 印譜(戦前)

柿本神社の印影も見えます

印譜(戦前の御朱印)

今回は久しぶりに八方崩しについて

八方篆書体 (印相体ではありません)崩し

天丸型印材が横に置いてありますが、もちろんこれで捺印した訳ではありません。(大きさ比較の為です)

(上の印材は印面の直径は18ミリです)

八方篆書体(崩し) 印相体ではありません。

印影は典型的な八方崩しの形です。

印文は「佛法僧寶」だと思いますがこれは御朱印という事情と一部の名残りから推測したものです。

推測を含めずに判読する事は不可能です。(この事は開運印鑑と区別する為に重要な事です

八方篆書体(八方崩し) 印相体ではありません。

ここから開運印鑑業者(印相屋)のインチキ暴露になりますので、辛口ですがご了承下さい。

現在開運印鑑として販売されている印鑑の文字は例外なく印相体です。

お店によっては吉相体とかその他の名称を使っているところはありますが、名前が変わるだけで同じものです。

仮に「印相体と吉相体は●●が違う」などと言っている印相屋さんがあるならば、きちんとした学術的資料を

基に説明を求めてみましょう。注 後述

また、開運印鑑という名前で販売していなくても印相体で彫られた印鑑は全て開運印鑑といいます。

印相体は近年創作された書体ですが、篆書体の八方崩の形を真似て作られたと考えられています。

上の八方崩しの印影をご覧いただいて

これはまさしく開運印鑑の元祖ではないのでしょうかというご質問や意見があったとします。

今、巷では印相体で彫られた開運印鑑を「八方篆書体」と言って販売しているお店があるので、中にはこう考える

お客様は当然居るでしょう。

重複しますが、印相体は八方崩しを利用して作られたと考えられますが、このページの印影のような本当の八方崩しは

何となく雰囲気は似てはいますが、大きく異なるものです

私の未熟な文章で頭が混乱してしまった方へ改めて説明します。

繰り返しますが、今巷で販売されている開運印鑑は八方崩しを真似てつくられたと考えられています。

ですので雰囲気が似ている事は紛れもない事実です。

しかし、本当の八方崩しと今の開運印鑑にはハッキリとした線が引かれている違いがあります。

その線とは「インチキ」という線です。

そうです。

どう違うのか。

以前に紹介した印影を再度紹介します。(下)

八方崩し 戦前の大型手彫り印鑑

この印影の特徴で「太枠」「細字」「二重枠」があります。

検索エンジンで「凶相印」とかそれに似たキーワードで検索してみて下さい。

膨大な印相屋さんサイトが登場しますが、どれも「太枠」「細字」「二重枠」はいけないと書いてあります。

では、上の二つの印影はどうなるのでしょうか。

印影は間違いなく八方崩しです。

印相屋さん曰く八方篆書体です。

でも太枠でしかも二重枠でさらに細字です。

八方崩しが開運印鑑の書体であるならば太枠や細字や二重枠ではいけないはずです。

もしかしてこれを彫った職人さんは開運印鑑の作り方を間違えてしまったのでしょうか。

いえいえ

70年以上前の印影だからとは言え、先人にそんな失礼な事を言ってはいけません。

それとも、ひょっとしたらこの時代の開運印鑑は「太枠はいけない」「二重枠はいけない」・・・などという決まりは

なかったものの、その後にそういう言い伝えが始まったのでしょうか。

そうですか? でも上の印影は昭和13年ですよ。

今から比べれば古いですが、昭和13年以降に出来た言い伝えって、言い伝えと呼ぶのでしょうか。

他に大きな違いは判読の可否です。

簡単に言えば読めるか読めないかです。

今販売されている開運印鑑は篆書体をみるも無残に変形していますが、何とか判読可能です。

それに比べ本来の八方崩しは判読出来ません。  中には判読しやすく彫ってあるものも存在します)

なぜ今の開運印鑑は判読できて昔の(本来の)八方崩しは判読出来ないのでしょうか。

これは既にブログ上で何度か書いておりますが、篆書体をあえて読めないように崩したものを八方崩しと言うからです。

そこには開運云々の要素は全く含まれておりませんでした。(重要です

字を「四方八方に広げるように崩す」という事の八方崩しです。

印相屋さんの宣伝には八分割された円形の図があり「○○運」「■■運」「▲▲運」などと書かれておりますが、

あれは近年開運商法で作り出された図で、25〜35年位前に業者さんが盛んにハンコ屋宛に売り込んだ表です。

その図はもしかしたら古い占い本に書かれている事かもしれません。

しかし、ごく一部の占い本と印章彫刻の本筋として受け継がれてきた伝統はもちろん異なります。

業者さんの販促グッズの中には開運印鑑販売マニュアルなどもありました。

今でもたまにダイレクトメールで開運印鑑販売グッズの広告が届きます。

笑ってしまうのは、開運印鑑撲滅に力を入れている当店にまでそのようなダイレクトメールが届く事です。

広告には「鑑定書○○円  □□先生の名入り鑑定書○○円」とか書いてあります。

自分の店で作った印鑑に「□□先生謹製開運印鑑」とか銘打って販売する為の開運グッズです。

そこに名前が載っている人物が実在の人物かどうかはわかりませんが、鑑定書だけ販売する先生などまさに

インチキ先生です。

話が大幅に逸れましたが、印相体は本来の八方崩しと違い何故読めてしまうのか。

答えは簡単です。

読めなければ売れないからです。

判読できない印鑑は、役所で印鑑登録出来ません。

登録出来ない印鑑は実印とは言いませんし、第一そんな印鑑を売ったら即苦情が来て商売が出来なくなって

しまうからです。

重複しますが、本来の(古風の)八方崩しの印鑑を彫っている店はまずありません。

しかし、ほとんどのハンコやさんでは判読可能な今風の八方崩し(八方篆書体)はあります。

今風の八方崩しというのは印相体の事です

昔からの言い伝えがあるのでしたら印相体を勝手に「今風」にしてしまっていいのでしょうか。

印相屋さんの理屈では文字が枠に付く位置や何か所枠に付くなどいろいろ決まりがあるようですが、それらは

言い伝えでも決まりごとでも何でもなく、印相屋さんがいい加減に考えた新しいものです。

昔の八方崩しとは接点や文字の形が大きく違っており、風の八方崩しなる印相体とは異なります。

仮にそれらがきちんとした言い伝えであるならば、それをを勝手に今風に変えてしまっていいのでしょうか。

秘伝? 言い伝え? 慣わし?

百歩譲って仮にそうだとしたら、昔風をそのままにした方が御利益(ごりやく)があるはずです。

(八方崩しは開運や縁起とは関係ありませんので、御利益などある訳ないのですが)

当店にお問い合わせいただくご質問の中に、「印相体の一覧を探して・・・」という言葉があります。

そんな「インチキの一覧」など探しても意味はありません。

大切な印鑑を作るなら、例え当店でなくてもきちんとした物を作ってくるハンコ屋さんで作って下さい。

ちなみに、ネット店舗、実店舗問わず、「手彫り印鑑」「完全手彫り印鑑」という宣伝で売られている印鑑のほどんどは

手彫りされておりません。

印章業界には「開運印鑑」、「(嘘の)手彫り印鑑」という深刻なインチキが大きく存在しております。

私はハンコに携わる印章業界の者ですが、その私自ら業界を批判しなくてはいけない悲しい現実が

この業界にはあります。

大切な印鑑を買う際には十分気を付けて下さい。

【文中の(注 後述)について】

開運印鑑の書体と言えば以前は印相体だけでしたが、今は吉相体をはじめいろいろな名前で呼ぶ店があるようです。

しかし、それらは大同小異あるものの全て一緒です。

何か違いがあるならば、いえ、それより印相体そのものについても字典及び学術的な文献などによる

きちんとした根拠に基づく説明を開運印鑑販売店に求めてみてはいかがでしょうか。

印相体その他開運印鑑で使われている文字はデタラメなものですので、きちんとした字典には載っておりません。

もちろん印相屋さん関係の方が出版した書籍は除きます

高額な開運印鑑を買う予定のある方は、大学などの研究機関くを訪ねてみるのもいいかも知れません。

開運印鑑、印相体というのは商材ですので現在巷に存在しているのは紛れもない事実です。

しかし、それらはあくまでも近年創られた商材であり、きちんとした由来、言い伝えに基づくものではない証拠が

「きちんとした文献が無い」という事です。

まあ、商材として作られたものですのである訳ないのですが。

仮に文献が「印判秘訣集」だなどと称しているところがあるならば、明らかな嘘です。

また、「秘伝だから文献等は存在しない」などと称しているところがあるとすれば・・・

ここまでくれば笑い話になってしまいますが・・・

数多くある大学や国の研究機関が歴史や古文書など様々な研究をしている中で、文献も存在しない

「秘伝」があるのでしょうか。

例えば発掘途中のエジプトの遺跡の事などはまだまだわからない事は多くあると思います。

考古学上よくわかっていない事など山ほどあります。

言い換えれば、それは現代人は誰もわからないという事です。

しかし、日本で使われいる文字の事で、きちんとした文献がなく研究機関も把握していない「秘伝」が

仮にあって、それをどういう訳か街のハンコ屋さんがひょっこり知っているなんていう事があるのでしょうか。

そんな秘伝あると思いますか?

その秘伝のハンコ屋さんで、開運印鑑を買えば神秘の力を得られるのでしょうか。

もうここまでくれば映画インディージョーンズの世界ですよね。

私は神社のお守りやおみくじはいいと思っております。

今は販売グッズ的なお守りも多々ありますが、お守りは昔からあるきちんとした物です。

昔からある伝統に開運を託すも良し。

とりあえず買っただけでも良し。

きちんとした伝統に基づくものであれば、いけない事はありません。

しかし、何の言い伝えも存在しない商材を、あたかも言い伝えがあるかの如く売られているものは、

インチキグッズに過ぎないのです。

開運印鑑を買っていい事があったか無いかではないのです。

何の由来も言い伝えもないハンコ(開運印鑑)を買って仮にいい事があったのであれば、それは

開運印鑑を買わなくてもいい事があったのです。

セールストークには惑わされず、ものを見る眼(眼力)をもってよく考えてみて下さい。

伝統とインチキははっきりと線が引かれております。

インチキ品を売っている者はその線を隠して販売しています。

くれぐれも騙されないようにして下さい。

【追伸】

私が書いている別のブログになりますが、印相体はデタラメな書体である事を証明する内容の記事を書きました。

よろしければこちらもお読み下さい。

印相体・吉相体の一覧とかをお探しの方は是非この記事と上の別ブログ(リンク)をごお読み下さいませ。

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戦前の御朱印

このブログを見て下さっている方から「『前へ・次へ』のリンクが違ってしまってますよ」と有り難いご指摘をいただき、

久しぶりに前の記事を見てみました。

リンク以外に過去の記事を読んでハッと我に返りました。

そうです。

当初は昔の手彫り印鑑の資料を公開するのが目的だったのに、いつの間にか開運印鑑を批判するブログになって

しまっている事に気付いたのです。

初心を忘れている事に気付いて路線を修正(元に戻す)します。

内容がいくら正しくても、批判ばかりじゃ読んでいただいている方も気分がよくないですよね。

そうは言っても、また路線が変わってしまった時はお許し下さい。

勝手気ままなブログですのでご理解お願い致します。

という事で、今回は開運印鑑の事は全く触れず、戦前の御朱印印影を。

あくまでもインターネット画像で見た結果なのですが、今は印影が変わってしまったところも多々あるようです。

画像検索で今の印影と比べてみると面白いですよ。

もしかしたら下の神社全てが変わってしまっているのかも知れません。

手彫り印鑑【御朱印】

今使われている御朱印々影の善し悪とは全く別ですが、私はこういう昔風の筆法が好きです。

御朱印【手彫り印鑑】

手彫り印鑑の御朱印

手彫りの御朱印  印鑑

神社仏閣の手彫り印鑑

完全手彫り印鑑 戦前

明治神宮の参拝印 【戦前の完全手彫り印鑑】

完全手彫り印鑑(近江神宮参拝印)

印文は「近江神宮」です。

古風な感じ漂う素晴らしい印影です。

今、御朱印はゴム印も多くなってしまいましたが、このような書風で彫る方(印章店)は居らっしゃるのでしょうか。

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九畳篆///////百體千字文  手彫り印鑑ブログ 【資料として】

百體千字文です。

戦前である事は間違いないと思いますが、発刊年月が書いてありませんので詳しい事は不明です。

ただ、現在は復刻影印版が出版されていますので簡単に内容を知る事が出来ます。

九畳篆 手彫り印鑑ブログ

畳篆の中でも人気の高い九畳篆の紹介ページより

九畳篆 百体千字文

手彫り印鑑ブログ 九畳篆

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手彫りゴム印////昭和5年の印章技術競技会 受賞作品より

完全手彫りゴム印です。

鳳凰、唐草、雲などの縁起模様がほどこされた素晴らしい作品です

手彫りゴム印

印箋に下地の箔が写って年月が経過し汚れのようになってしまっているのが残念です。

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手彫り印鑑 昭和5年の印章技術競技会受賞作品////

80年以上の印章技術競技会の受賞作品です。

今の受賞作品とは書風がやや異なっているのがわかると思います。

手彫り印鑑

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手彫りゴム印//////昭和5年の印章技術競技会受賞作品

印章技術競技会受賞作品が続いて恐縮です。

これは手彫りゴム印です。

書の筆使いを絶妙にゴム印で表現した素晴らしい作品です。

手彫りゴム印

手彫りゴム印

これは同じ印文の手彫り印鑑です。

丁寧に彫られた楷書体が美しい作品です。

手彫りゴム印

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実務印鑑の印譜 【明治初期の手彫り印鑑】///////印章資料館

これは明治初期の実務印章の印譜です。

つまり、篆刻など美術印章ではなく日常的に使われていた印鑑の記録(見本帳)です。

明治初期ですのでまだ黒肉で押されている印影も多く、非常に貴重な記録です。

明治初期の手彫り印鑑

この印譜には密刻印鑑の印影はありませんが、明治初期の日常的に使われていた印鑑の印譜が現存している事は

あまりなく、私が大切にしている資料の一つです。

手彫り印鑑 明治初期

書類に押された印影ではなく、記録として残るように押された印譜ですので、いい状態で印影が残っております。

完全手彫り印鑑 明治初期

太枠細字ですが、印面いっぱいに広がる字配りです。

手彫り印鑑

手彫り印鑑 明治初期の印判師の印譜

こちらの書風は当時としてはごく一般的でしたが、今はほぼ無くなってしまいました。

楷書体と篆書体の混合も珍しいものではありません。

情緒あふれる素晴らしい印影です。

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実務印鑑の印譜2 【明治初期の手彫り印鑑】///////印章資料館

明治初期の印譜を続けます。

この印譜は明治7年までの印影ですので、これらの印鑑を彫っていた印判師は江戸時代の生まれのはずです。

明治初期の手彫り印鑑

何度も同じ表現になってしまいますが、実印の書風、篆書体の書風が今とは大きく異なっております。
明治初期の手彫り印鑑

印影内右下「本」という字の折り畳みは古い実印に使われた篆書体(印篆)特有の折り畳みです。

手彫り印鑑印判師

しっかりとした太枠に十分スペースととって細篆書体を字配りした素晴らしい印鑑です。

ことろどころ溜まりがあるのは書風としての溜まりです。

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実務印鑑の印譜4 【明治中期の手彫り角印】///////印章資料館

明治時代の印譜からの印影が続きます。

今回は明治中期の印影より。

手彫り印鑑 印譜

貫禄十分の大きい角印です。

綺麗な隷書体、空間を十分に生かした配字バランス、吉祥模様である雷紋、重邉(二重枠)、どれをとっても

先人の素晴らしい技術を感じられます。

手彫り印鑑の印譜

右に置いた印材は大きさの比較用です。

今一般的に使われている大きさで、上が8分(24ミリ角)下が7分(21ミリ角)の柘印材です。

明治時代の手彫り印鑑印譜(印影)

インターネットでは伝えきれない事なのですが、印刷と肉で押された印影とは美しさの点で大きく変わります。

それはインクと朱肉の成分の違いもあるでしょうけど、それよりも印影の端部のキレの鋭さによるものです。

彫りっ放しではなく仕上げ刀という印刀(印鑑用の彫刻刀)で文字の輪郭を削った鋭さが印影に反映されて

いるからです。

このような情緒豊かな印影は見ているだけでも私は心が和みます。

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実務印鑑の印譜3 【明治初期の手彫り角印】///////印章資料館

明治時代の印譜を続けます。

手彫り印鑑

今このような印鑑はほとんど使われておりませんが、使われていたとしてもゴム印が代用されています。

完全手彫り印鑑 明治初期

ご注文があれば当店でも承れますが、既成でこのような印材はありませんので、印材の作成からしなくてはいけません。

完全手彫り印鑑 明治初期

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実務印鑑の印譜5 【明治中期の小判型手彫り印鑑】///////印章資料館

明治時代の印譜を続けます。

手彫り印鑑 小判型

巴の小判型印鑑です。

大極とも言います。

巴の小判型手彫り印鑑

半分が朱文、もう半分が白文になっている印鑑で、今使っている人はほとんど居ないでしょう。

でも、昔はそう珍しくない彫刻方法でした。(毎度似た表現で恐縮です)

大極とは吉凶に関係する事ですが、きちんとした印鑑ですので彫られている文字はもちろん印相体ではありません。

小判型手彫り印鑑・大極 

細かい職人芸をご確認下さい。

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実務印鑑の印譜6 【明治中期の手彫り住所判】///////印章資料館

ゴム印ではなく印鑑(木口印章)で作られた住所判です。

今、このような印鑑はほとんどがゴム印で代用されていますね。

木口の住所判

住所と名前が明から様にわかってしまいますが、100年以上前の印鑑です。

個人情報保護も大切ですが、昔のいい印鑑を公開させていただいているという観点でご理解をお願い致します。

この印鑑の持ち主さんにもご理解いただけると思い写真で公開させていただきました。

(印影の下部分がボヤけてしまっていますが、撮影技術のせいで印影自体ははっきりしたものです)

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二重枠

二重枠の手彫り印鑑です。

昔は結構ありましたが、今は自治体により二重枠では印鑑登録が出来ないところもあるので

今はこのような彫刻方法は少なくなってしまいました。

二重枠は縁起が悪いなどという事はもちろんありません。

明治時代の手彫り印鑑 二重枠

典型的な明治(江戸時代から大正時代位まで)の印篆です。

二重枠・明治時代の手彫り印鑑

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吉祥模様//

手彫り印鑑を調べるには何といっても印影の資料が重要です。

印鑑の彫刻方法を知りたいという方には印影ばかりでつまらないかも知れません。

ですので印影資料は製作者側の自己満足かも知れません。

でも、インターネットで「手彫り印鑑」と検索して得られる情報は商業サイトの広告ばかりで、

しかも内容は間違ったものばかりです。

こんな状況を少しでも改善させようと思い私は古い印影を公開しております。

前置きが長くなりましたが、吉祥模様である「雷紋」と「龍」の彫られた明治印判師の彫った手彫り印鑑です。

雷紋・龍刻の手彫り印鑑

印影は薄いですが、素晴らしい彫刻である事はおわかりいただけるかと思います。

完全手彫り印鑑

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実用印//

タイトルの「実用印」と言っても、印鑑証明書の実印ではなく、実用的に使われている印鑑という意味の実用印です。

龍刻・雷紋の完全手彫り印鑑

明治中期(二十年代)の印鑑という事がわかりますね。

今はゴム印が使われていると思いますが、こういう事にも印鑑(木口印章)が使われていたんですね。

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吉祥模様  (雷紋・龍刻)

二つ前にも雷紋・龍刻の印影を公開しましたが、もう一つ

明治時代の手彫り印鑑

同じページで公開した方がわかりやすかったでしょうか。

二つ前の印影と同じ職人が彫ったものですが、龍刻の模様が多少違っています。

機械彫りなどもちろんない時代でしたが、龍や鳳凰模様の印章用の雛形はいくつかありました。(明治時代)

それを雁皮紙に写し(筆書きです)転写する方法もありましたが、細かい模様の為、転写では十分に写す事が

出来ないので、当時の職人には絵心も必要でした。

もちろん、転写はせずに一から書く職人も多々おりました。

完全手彫り印鑑(龍刻・雷紋)

吉祥模様が彫られた印鑑ですが、文字はきちんとした篆書体です。

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変体仮名///

変体仮名の手彫り印鑑です。

このブログを見て下さっている皆様にはほとんど関係ない単なるわたくし事の悪い癖ですが、

「とりあえず写真だけアップして文は後で書こう」と考え仮ページを作り、「『後』がなく結局そのまま」という時が多いです。

でも今回はそうならないように心掛けます。

という事で、とりあえず写真だけですが

瓢箪型に変体仮名で「うえだ」さんです

変体仮名の手彫り印鑑

こちらは扇形に「よしだ」さんです。

手彫り印鑑(変体仮名)

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手彫り印鑑 【巴】

すっかり印影ブログとなっておりますが、古い印鑑を知るには印影が一番です。

「巴」の第二段です。

こちらは巴に多い楷書体で陰陽を表現した綺麗な巴印鑑です。

今回、定規をあてて撮影しませんでしたが、印影は9ミリ丸と小さく、ミリ以下の部分まで丁寧に彫ってある印鑑です。

巴の手彫り印鑑

同じ職人が彫ったものですが、こちらは創作書体風の古印体で陰陽が表現されています。

手彫り印鑑(大極・巴)

楷書体を始めとした基本がきちんと出来ているからこそ創作文字もきちんと出来ております。

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変体仮名/////

これは「多」の変体仮名を使った「よこた」さんで比較的読みやすいですね。

漢字の草書体としてではなく、変体仮名としての「多」ですので横多ではなく横田さんで問題ありません。

変体仮名の手彫り印鑑

仮名の名前は女性に多いですが、実印を作る時に(平仮名の場合)書体選択に迷ってしまう場合も多いと思います。

今は印章字林により平仮名の篆書体が作成されていますが、印章字林ができる前は、漢字部分は篆書体を使用し、

仮名部分は楷書体の平仮名か変体仮名を使用して彫られていました。

ここでブログの趣旨を外れて当店でお客様のご注文を受ける場合の説明をさせていただきます。

前述しました通り平仮名で実印を作る場合、書体の選択で迷われるお客様が居らっしゃいます。

インターネット上では一書体の選択肢しかありませんが、複数の書体を混ぜても問題ありません。

自動受付にすると趣旨がよく伝わらなかったり、ご入力ミスが発生してしまう可能性があり、自動で選択出来るようには

なっておりませんが、平仮名、カタカナなどが混ざり書体の混合を希望されるお客様は、別途メール又はお電話にて

ご指示またはご相談下さい。

特殊な文字(構想に時間を費やす文字)や字入れが困難な場合を除いて追加料金無しで書体の混合を

承らせていただきます。(文字数が多い場合は追加料金を請求させていただきます)

どうぞご遠慮なくご相談下さいますようお願い致します。

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楷書体と巴

久しぶりの更新となってしまいました。

今回は楷書体のと巴の手彫り印鑑です。

手彫り印鑑 巴

大きさがわかるよう定規を置いたりはしませんでしたが、印譜の繊維の目がわかるでしょうか。

(繊維の目がわかる位の拡大写真です:印影は小さいという意味です)

細かいところまで丁寧に彫られた明治時代の手彫り印鑑です。

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太枠・細字・二重枠

この太枠をご覧下さい。

重厚な印影だと思いませんか。

篆書体の文字は細字ですが、太枠とのコントラストにより重厚感のある印影となっております。

ここでつい開運印鑑について書いてしまいそうになりますが、ここでは控えます。

太枠で細字 そして二重枠

今巷ではほとんど見掛けない素晴らしい印影です。

手彫り印鑑 太枠細字・二重枠

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小判型印鑑

ここのところ久しくブログを更新しておりませんでした。

今回は小判型手彫り印鑑の印影を

小判型印鑑

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